雑草対策:カブール開発コンセプト
毎年生い茂る雑草に、草刈りや除草剤の散布など作業にかかる時間と経費に悩まされます。
従来の施工では施工完了までにも時間がかかり、それに伴い人件費などの経費、また交通渋滞などを引き起こし近隣、利用者の方にご迷惑をおかけしておりました。
また、施工が完了後も目地や継ぎ目、シートやコンクリートの破損箇所により再び雑草が生え補修などに再度工事が必要になっているのが現状です。
雑草が生えてこないようには出来ないか?環境と人にやさしい素材を・・・。という観点から「雑草防除材カブール」の開発がはじまりました。
雑草防除材カブールの特徴
1.主原料が火力発電所から発生する石炭灰(リサイクル品)
2.目地や継ぎ目の隙間をなくすことが可能
3.着色が可能
4.植樹への影響がない
5.従来の工法に比べ施工時間を短縮でき人員コスト減、交通渋滞の緩和も期待できる
6.透水性が高く水がたまりにくい
7.アスファルト舗装に比べ表面温度が上昇しにくくヒートアイランド現象の抑制効果も期待できる
8.灰の特性としクッション性があり歩行者にやさしい
主原料:クリンカアッシュ
火力発電所から発生する石炭灰(リサイクル品)
クリンカアッシュは赤熱状態でボイラ底辺の水槽に落下した石炭灰を粉砕したもので、赤熱状態から急冷水洗し科学的にも安定した物質です。
また、砂に近い粒度分布と排水性をもち、締め固め性能の高い砂と同じ粒度分布をしています。
透水係数も砂と同程度で高い排水性を持ち表面に多数の細孔があり水分保有率が一般土壌に比べ高く、軽量かつ高いせん断強度(Φ<=30°)を持っています。
雑草防除材カブール成分分析結果
※計量方法:「土壌汚染対策法施行規則第5条の規定に基づき環境大臣が定める土壌溶出量調査に係る測定方法」
環境省令第18号[溶出試験]による。
アスファルト舗装とカブール舗装の地熱変化
従来の施工と雑草防除材カブールの比較
工法の紹介
中央分離帯などのように盛土のようになるケースの場合 縁石上にプラスチック製Lコーナーを接着することにより芽吹き止めとなり、資材の流出も防ぎます。
芽吹き止めとしては上記Lコーナーを利用する他、シールを利用することも可能です。